【全8種】外壁材の種類と特徴をご紹介!リフォームの種類についても解説

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外壁をリフォームしたいけど、どの外壁材を選べばいいか分からないといったお悩みを皆様抱えられていらっしゃるかと思います。
外壁材には、様々な種類があってそれぞれ特徴や効果も異なっていますので判断が難しいかと思います。

しかし、そういった悩みも外壁材の種類や特徴が分かれば、自分の理想にぴったりの外壁材を見つけられます。
この記事では、そんな外壁材の種類やそれぞれの特徴、おすすめの外壁材などを紹介しているので、読んでいただくことで外壁材の違いについて理解できるようになります。

また、この記事の最後にヌリカエの外壁材自動診断ツールをご用意しているため、ご利用していただく事であなたに合う外壁材をさらに探しやすくなります。

そのため、近々外壁をリフォームをしたいという方は、この記事を参考に自分の要望に合う外壁材を見つけてみてください。

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外壁材の種類

まず初めに、外壁材の種類について紹介していきます。
外壁材の種類について理解することで、ご家庭に合ったものを見つけることができます。


紹介する外壁材の種類は以下となります。

・モルタル
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・樹脂系サイディング
・木質系サイディング
・ALC
・湿式タイル
・乾式タイル

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

モルタル

モルタルとは、セメントと砂、水を混ぜて煉り合せたもののことです。
モルタルは、他の外壁材にはある外壁材同士のつなぎ目がないので、様々な形の壁に使うことができ、デザインしやすい材料となっています。

また、防火性も備わっていて、耐久性もあるので外壁材として人気があり、1960年~1980年頃はモルタル外壁が主流でした。
ただデメリットとして、モルタルは外壁の下地の上に塗った後、乾燥させてから仕上げに入るのでかなり時間がかかってしまいます。

こういった理由もあり、昔は主流だったモルタルも今では使用率が減って、他の外壁材の方が人気となっているのが現状です。
とは言え、今でも優秀な外壁材なのは変わりないので、気になる方はモルタルを検討してみてはいかがでしょうか。

窯業系サイディング

窯業系サイディング(ようぎょうけい)とは、セメントと繊維や様々な原料を混ぜた混合原料など固めて、長い板の形に加工したもののことです。
この外壁材は、薄いのに耐久性や防火性、耐震性に優れており、衝撃に強い材質となっています。

また、窯業系はモルタルとは違い工場で生産されているので、コストも安くて工期も短く、様々な色のデザインがあるなど、他よりも様々な強みを持っている外壁材です。
ですが、窯業系には防水性が備わってないので、塗装をするなど定期的にリフォームして防水性を高める必要があります。

窯業系は、1990年頃から新築住宅で多く使われるようになり、それと同時にモルタル外壁は使用率が少なくなっていきました。
今では、全体の7~8割は窯業系が外壁に使われており、外壁材の主流となっています。

なので窯業系は、より多くの効果を持っている人気の外壁材を使いたいという方におすすめです。

金属系サイディング

こちらの外壁材は、金属板を素材にした外壁材の総称のことで、素材にはガルバリウム、ステンレス鋼板やアルミニウム合金板などが使われています。
使われている金属板によって効果が変わってきますが、共通しているのは断熱性がかなり高く、窯業系の5倍はあると言われているんです。

また、防音性も高くリフォームで古い壁に金属系の外壁材を重ねて、二重構造にすることでより一層防音性を高めることができます。
他にも、防水性も高く凍害に強いという効果もあるので、雪がよく降るような寒い地域で特にこの外壁材は使われています。

ただ、この外壁材は金属で出来ているので、サビやすいというデメリットもあります。
原因としては、外壁に傷がついたりしてサビ防止効果のある塗装が剥がれてしまうと、サビが発生してしまうためです。

ですが、ガルバリウム鋼板を使ったものなら他の金属系よりもサビに強いため、塩害がひどい地域でも海岸から500m以上離れていれば使用することができます。
なので、金属系の外壁材が使いたいけど、できるだけサビにくいものがいいという方には、ガルバリウム鋼板を使った金属系サイディングをおすすめします。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、プラスチックである塩化ビニル樹脂を素材にしている外壁材です。
この外壁材は、メンテナンスフリーと言われるほど耐久性に優れています。

そのため、シーリングを使わないものを選べばメンテナンスを行う回数をかなり減らすことができます。
また、プラスチックで出来ているので他の外壁材と比べてもかなり軽く、凍害や塩害などにも強いという効果も持っているんです。

従って樹脂系は、重量も軽く扱いやすくて耐久性や耐震性など様々な効果を持ったかなり優秀な外壁材となっています。
ただ、樹脂系は素材の塩化ビニルが、温度によって形が変わったりするので季節によってリフォーム方法が変わるため扱いがとても難しいというデメリットがあります。

そういった理由で、日本ではこの外壁材を扱える業者はかなり少ないので、業者を探すのがかなり大変になってしまうかもしれません。
また、扱いが難しい分施工するとなると他の外壁材よりも費用が高くなってしまうというデメリットもあります。

ただ、樹脂系はメンテナンス回数が他の外壁材よりも少ないので10年~20年単位で見ると、総合的な費用は安くなる可能性が高いです。
そのため、どうしてもメンテナンス回数を減らして、維持費用を抑えたいという方には樹脂系サイディングをおすすめします。

木質系サイディング

こちらの外壁材は、木材を素材に使って板状に加工した外壁材です。
木質系には、自然の木の丸太を加工したものや、木の繊維を使ったものなどがあり、使う部分によって完成した外壁材のデザインが変わるためデザイン性が高いです。

また、この外壁材には断熱性が備わっており、外の気温の影響を受けにくいため夏や冬でも比較的快適に家の中で過ごせるといったメリットもあります。
ただ、素材が木材のため雨などで水が染み込んでしまうと木材が腐ってしまいます。

そのため、防水性のあるコーティング剤などを使って防水性を加える必要があります。
他にも、樹脂系と同様に木質系も扱えるリフォーム会社が少なく、他の外壁材よりも値段が高いというデメリットも存在しています。

従って、手間がかかってでも木の温もりを感じる家に住みたいという方には、木質系サイディングをおすすめします。

ALC

ALCとは、コンクリートを軽くなるように加工した外壁材のことで、普通のコンクリートよりも4分の1程度の軽さとなっています。
コンクリートの中に気泡を空けることによって軽くなるだけでなく、様々な効果を備えることが可能です。

例えば、ALCの中の気泡が音を吸収してくれるという効果があるため、外からの騒音が家の中に伝わりづらくなります。
他にも、気泡の中に空気が入っているため、外からの熱を伝わりづらくして家の中を快適な温度に保つ効果も備わっています。

また、ALCは普通のコンクリートよりも軽いのにしっかりと耐久性があり、耐震性も備わっているので地震にも強いという特徴もあります。
ただ、ALCには防水性が備わっておらず、中の気泡に水が入ってしまうと外壁材がどんどん劣化していきます。

劣化してしまうと、壁がひび割れたり、欠落してしまう可能性があるので大変危険です。
そのため、防水性のある塗料を塗るなどして、定期的にメンテナンスを行うようにしましょう。

ALCは、頑丈で遮音性や耐熱性に優れた外壁材にしたいという方におすすめです。

湿式タイル

湿式タイル(しっしき)とは、タイルを壁の下地にモルタルを使って貼り付けていく外壁材のことです。
この外壁材は、湿式工法という職人が下地に一枚一枚手作業で張り付けていくやり方なので、手間はかかりますが、他の外壁材にはないタイル独特の温かみのあるデザインにすることができます。

また、タイルは耐久性が高く、傷もつきづらくて外からの衝撃に強いといった特徴を持っています。
ただ、タイル自体はかなり重いため、地震などには弱いというデメリットもあります。

他にも、湿式タイルはモルタルを使うので、現場でモルタル作って乾燥させたりと時間がどうしてもかかってしまいます。
そのため、手間やコストがかかってでも、タイル独特の温かみや高級感のある外壁にしたいという方には湿式タイルをおすすめします。

乾式タイル

乾式タイル(かんしき)とは、サイディングを下地にして、その上からタイルを接着剤などで貼り付けていく外壁材のことです。
この外壁材は、湿式タイルとは違ってモルタルを使わないため、乾燥させるのに必要な時間が短縮されて施工が早くなるという利点があります。

また、乾式タイルの方が軽く強力な接着剤でしっかりとタイルと下地をくっつけているので耐震性にも強いというメリットもあります。
さらに、完成した後にタイルがはがれたり、ひび割れが起こったりということはほとんどなく、メンテナンスも簡単なところも魅力の一つですね。

ただ、サイディング系などと比べるとタイルの方が値段が高いというデメリットもあります。
他にも、乾式タイルは使えるタイルの種類が少ないので、デザインが限られてしまうことも欠点に挙げられます。

とはいえ、タイルにしか出せないスタイリッシュさや高級感のあるデザインも魅力的なので、選ぶ価値はあると思います。

外壁リフォームの種類

次に、外壁リフォームの種類について紹介していきます。
外壁リフォームにはどんなものがあるのか理解しておくことで、リフォームプランを具体的にしやすくなります。

紹介する内容は以下となります。

・塗装工事
・重ね張り工事
・張り替え工事

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

塗装工事

塗装工事は、外壁が汚れやひび割れなどの劣化が起きたときに、壁の修繕、耐久性を向上させたりすることを目的に行う工事です。
世間では、塗装工事はそんなに必要がないという意見もあるようですが、塗装工事を行わないと外壁の劣化が進み、雨漏りが起きて下地が傷む原因になります。

そのため、定期的に塗装工事を行って外壁を守ったり、さらに耐熱性や耐久性を向上させる必要があります。
また、塗装工事の目安ですが、大体築10年目で1度外壁の塗装工事を行うことがおすすめです。

例えば、外壁材がモルタルの場合、耐用年数が30~40年なので10年に1回塗装工事を行うならば、回数は合計2~3回が理想的です。

他にも、塗装工事は費用が安いというメリットがあります。
例えば、他の工事の場合は30坪から50坪の範囲で行うと相場で130万円〜220万円かかりますが、塗り替え工事の場合は30坪から50坪の範囲なら相場で60万円〜160万円と比較的安く済みます。

従って、自分が住んでいる家が築10年以上経っていて塗装工事を行っていなかったり、壁を触ってみて手に白い粉のようなものが付いたりしたら今すぐ塗装工事を行うことをおすすめします。

重ね張り工事

重ね張り工事とは、カバー工法とも呼ばれ、既にある外壁に新しい外壁材を重ねるという施工方法です。

重ね張りをすることによって、元からある外壁を取り除くことなく断熱性や防音性など新しい効果を外壁に加えるとこができます。
他にも、元の外壁を撤去する必要がないので、廃材の処理費用を抑えられるというメリットもあります。

ただ、もちろんですが既にある外壁にさらにもう一枚外壁材を重ねるため、家の重量が重くなり耐震性が低下するというデメリットもあります。
そのため、重ね張りをするときは重量の軽い金属系サイディングか耐震性の高い窯業系サイディングを選ぶのがおすすめです。

他にも軽い外壁材は樹脂系サイディングがありますが、先ほども紹介した通りこの外壁材は扱える会社が少ないので、他の外壁材を選ぶ方がいいかもしれません。

張り替え工事

張替え工事とは、既にある外壁を取り除いて新しい外壁材に張り替えるという工事です。
先ほどの重ね張り工事と似ていますが、こちらは既にある外壁を取り除いて新しい外壁材と交換するので、外壁材の種類を変えることもできます。

例えば、モルタル外壁の場合下地にモルタルを塗り固めているので、モルタルをはがすとなると下地も一緒に取り除くことになります。
そのため、下地も新しくしてその上からサイディングやタイルなどの外壁材に張り替えて家の雰囲気をガラリと変えることができます。

他にも、元の外壁を撤去する際に家の下地が劣化しているかどうか確認できるという魅力もあります。
ここで、下地の劣化を確認できれば早急にリフォーム対応することができます。

ただ、既にある外壁を取り除くため、重ね張り工事よりも費用が掛かってしまいます。
そのため、張り替え工事を行う場合は費用がどれくらいかかるかあらかじめ下調べしましょう。

外壁リフォームが必要なサイン

次に、外壁リフォームが必要なサインについて紹介していきます。
もし、これからご紹介する現象がご家庭の外壁に起こっていた場合、早期にリフォームを行うことをおすすめいたします。

紹介する内容は以下となります。

・チョーキング
・クラック
・外壁がサビている
・外壁の塗装が退色している

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

チョーキング

チョーキングとは、白亜化現象(はくあか)と呼ばれることもあり、外壁を触ると手に白い粉のようなものが付く現象のことです。
この白い粉は、外壁に塗装されている塗料が紫外線や雨風によって劣化し、塗料の成分が粉状になることで表面に現れます。

ただ、チョーキングの粉は必ず白色という訳ではなく、外壁に塗装してある塗料の色の粉が出てきます。
例えば、家の外壁の色がオレンジなら、チョーキングしていた場合オレンジ色の粉が手に付くはずです。

また、目安として外壁に塗装してある塗料は大体10年ほどで劣化し、チョーキング現象が起き始めます。
従って、自分の家の外壁を触ってみて、外壁と同じ色の粉が手に付いたら必ず外壁の塗装工事を行いましょう。

クラック

先程も紹介しましたが、クラックは経年劣化などで外壁にできる、ひびや亀裂のことです。
特に、モルタルやコンクリート壁は気温差によって収縮したりしてしまうため、クラックが出来やすいです。

また、外壁の劣化以外にも、施行中のミスによってクラックが起きる場合もあります。
例えば、モルタルなどを作っている際に不純物が入り、それを外壁に使ってクラックが起きたりします。

ただ、施行が原因で起きるクラックは、業者側が気をつけていれば、未然に防ぐことができます。
クラックが自分の家にできてしまった場合は、速やかに業者に連絡して直してもらいましょう。

外壁がサビている

基本的に外壁がサビることはないのですが、場合によって外壁にサビができてしまうことがあります。
一番さびやすいとされているのは金属系サイディングで、金属部分が経年劣化が原因でサビてしまいます。

また、金属系ではない外壁材でもさびてしまうことがあります。
その原因は、「もらいサビ」という現象によるものです。

もらいサビとは、窓枠やシャッターなどの外壁に密着している金属製のものがサビてしまい、そのサビが外壁に移ってしまうという現象のことです。
金属系以外の外壁材がサビている場合、大体このもらいサビが原因となっています。

外壁のサビを放っておくと、金属製の外壁に穴が開いたり、家の外壁が大きく傷ついてしまいます。
なので、自分の家の外壁にサビが出始めたらすぐに対処するようにしましょう。

もし、既に自分の家にサビているなら業者を呼ぶ前に、ホームセンターなどに売っているサビ用洗剤で洗浄してみるのもおすすめです。
それでもサビが落ちないようなら内部までサビている可能性が高いので、一度業者に見てもらいましょう。

外壁の塗装が退色している

他にも、外壁の塗装が初めに塗った時よりも色が薄くなっていたら塗装工事をするサインとなっています。
この状態になる原因としては、紫外線や酸性雨などを浴び続けて外壁の塗装が色あせてしまうことです。

ただ、塗装が色あせるだけなら問題ないのですが、こうなると塗料が持っている防水性などの効果も薄れてしまい、最悪の場合家の中に雨などが侵入してしまいます。
また、塗装の色あせはモップなどで磨いても治ることはなく、新しい塗料を塗装しなおして、防水性などを高める必要があります。

塗装が劣化する時期は大体10年経過したあたりなので、その時期を目安に一度業者に塗装工事をしてもらうことをおすすめします。
また、今では色あせしにくい塗料などもあるので、業者に相談してみるのも良いですね。

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こちらの診断は、何度でも行うことができるので情報の入力などを誤ったとしてももう一度やり直すことも可能です。

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